今年、戦後70年がニュースになっていました。

戦争の話は、本で読んだり話を聞いたりしましたが、

シベリア抑留から生きて帰って来た庶民である小熊謙二さんの伝記のような本

生きて帰ってきた男 を読んで衝撃を受けました。

こういう本を読むと、歴史なんて勉強する意味がないとは言えなくなると思います。


シベリアの過酷な捕虜生活をはじめ、

淡々と語れる信じられないような強烈な体験の数々、

庶民視点より語られる激動の日々、

これが同じ時代に日本で暮らしている人の人生というのが驚きです。


そしてこれだけ時代や運命に振り回されても、

人生希望があれば生きていける、今はいい生活だと言い切る

小熊謙二さんの台詞は人間てなんて強いんだろうと思います。


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